渋谷で働く東大生起業家のブログ

現役東大生がITで起業してみました。日常のリアルや日頃の思考をアウトプットして行きます。

組上げたスキームを崩さなければ、思考のステージは上がらない

経営者として成長することとは、自分の中に思考スキームを増やすこと

前回のブログ(20代で意識するべきこと)で述べたように、自分の考えを広げる(=自分の持っている視点の数を増やす)ことは、経営者として大成する上で非常に重要です。

今回は、視点の数を増やすためには、実際に気をつけるべき点について触れてみようと思います。

人はつねに、人生の中で最高に成長した地点にいる

その気をつけるべき点とは、「自分が腹落ちしたスキームを常に疑い、ときには破壊する」ことです。

つねに視野を広げていくには、つねに成長するマインドでなくてはなりません。人はつねに、成功も失敗も妥協も繰り返して、これまでの人生で一番経験が豊富な状態にあります。この事実は人を、「自分の考えに対して過剰に自信を持っている状態」にします。年配の方ほど頭が硬いというのは、ここから来ているのかもしれません。

自分が成長段階であることを忘れない

自分の持っているものの考え方・捉え方(=視点)に自信を持っているのは良いことですが、新しい視点を取り入れるときには障害となりえます。

 

視点が異なれば、目的に対してある一つの事象が、プラスに働いているようにも見えるし、マイナスに働いているようにも見えます。

それが問題に対しての施策である場合、ある人はその施策を支持し、ある人はその施策を否定すると言う形になって表れます。こうした時は、自分のスキームを大切にしながらも、他の人の意見に耳を傾けてみることがとても大切です。

自分の考え方に照らし合わせると愚として見える考えを他の人が持っていた場合、その人をバカだと思うのではなく、立ち止まってよく考えてみることが大切です。そのとき特に、「なんでその人がそう言う思考に至ったのか」と考えることで、新しい思考スキームを得ることがあります。

自分の信じているスキームを破壊しようとすることで、一段成長する

僕の場合は、特に、自分の視点ではある事象がマイナスに働いているけれど、他の人にはプラスに働いているように映っているというパターンの意見の相違が起こったときに、凝り固まった自分のスキームで他の人の思考を否定してしまいがちです。

そうではなくて、自分の見落としている考え方がないかどうか、つねに注意することが大切です。

これは僕も、今後どんなに成長して自信を持っても、維持していきたい姿勢の一つであります。

ときにそれは、自分の腹落ちさせて来たスキームと矛盾するときもあります。たとえば、トップダウンで思考することが、そもそも自己の幸福から遠ざかっている、みたいな考え方も存在します。

そんなときには、自分の持っているスキームの要点を見返しながら、新しいスキームと客観的に比較すること(自分の考え方を評価すること)がもっとも成長に繋がります。僕もこれを文章にして書いてはいるものの、実際に実践するのはとても難しいことだと実感しています。