渋谷で働く東大生起業家のブログ

現役東大生がITで起業してみました。日常のリアルや日頃の思考をアウトプットして行きます。

5年後の自分を想像してみる

知的創造からしか物的創造は生まれない

理想の生活や人生を手に入れることは難しいです。棚からぼたもちでどんどん全てのことがうまく行って、楽しい人生を送れるほどこの社会は甘くありません。受け身なスタンスだと流されて行きていくままです。

大切なのは人生におけるVisionを持つことです。

5年後の自分を想像してみる

20年後の自分を創造して、送りたい生活を想像するのは難しいです。というのも、20年もあれば人間の価値観は大きく変わってしまうからです。僕も20年後には、子供ができて、大切にしたいものやゆっくりと時間をかけたいものが変わっている可能性が高いです。

なので、だいたい3年後や5年後の自分の姿を想像してみることをおすすめします。

5年間あれば大抵人はめっちゃ変わります。

5年前の自分を想像してみましょう。

5年前は僕はスマホを持っていませんでした。その状態から、今ではインターネットを使ったサービスの会社を立ち上げて起業しています。

5年前は高校で留年して、その代の友達とどうやったら馴染めるかなどを考えていました。今では、高校を卒業して受験して東大に入って、半年後にはその大学も卒業します。

5年後の自分なら何でもできる

ということで、5年もあれば人は何でもできるので、結構今の自分からは想像できないような目標を立てた方が面白いです。

例えば、英語を勉強してオーストラリアに移住して仕事についてそこで結婚するとかです。今の自分から想像できないような目標を立てると面白いです。

5年後の自分を知的想像したら、マイルストーンを立ててみる

5年後の自分が、英語を勉強してオーストラリアに移住して仕事についてそこで結婚するとしたら、まず、マイルストーンを立てます。

今年、英会話スクールに行って英語を勉強し、2年後、仕事を見つけてオーストラリアに移住し、3年後オーストラリア人の彼女を作って、5年後結婚しよう。

みたいな感じです。

マイルストーンを立てたら、あとは実行と定期的なマイルストーンの見直しを行います。

例えば、明日からやることは英会話スクールに行ってオーストラリアで働きながら暮らすための仕事探しや情報探しをすることです。

もっと細かなマイルストーンを立てても良いです。例えば、9か月後には英語を上達させて、国内で外国人の飲み友達を作るとかの目標を立てても良いと思います。

マイルストーンを実行しているうちに、作戦変更がなされる

マイルストーンを実行して、目標に向かって進んでいると、次々と自分に情報が集まってきます。その情報を元にして、マイルストーン自体を変更して行きます。

 

例でいうと、最初は漠然としたイメージから、英会話をマスターするには英会話スクールに通うのが早いと思っていたけれど、スクールに通ったりしているうちに、他の英会話を勉強している人と友達になって、Skypeでお金を払えば実際にオーストラリア人が英会話で話してくれるというサービスの存在を知って、実はその方が英会話スクールに行くよりも安く勉強ができる、とかです。

その場合、中間目標を変更して、2年間英会話スクールに通うという目標を変更したりします。

 

中間目標であるマイルストーンでなく、最終目標そのものが変更になってしまうこともあります。ワーキングホリデーの存在から、オーストラリアという国なら仕事しやすそうだと思って目標を設定したけれど、実はオーストラリアでなくても、日本企業で就職してカナダにある支社に勤務になれば外国で仕事につくことができるし、それも実はそんなに難しくない、などの情報も入ってきたとします。

その場合、オーストラリアに移住するという目標自体を変更してカナダに移住するという目標になるかもしれません。

それは作戦変更か?壁に当たって逃げているだけなのか?自分を見失わないことが大切。

目標変更に置いて重要なことは、その目標を設定した理由を常に把握して置くことです。

オーストラリアに移住して結婚したいという目標を立てたのは、白人美女と結婚するため。それならば、カナダでもその欲求は満たされる!という考えをフローを持って置くことが大切です。

 

目標変更は、メンタルの弱い人だと、その目標を達成することが無理に思えてきて、だんだんその目標から逃げてしまって、変更しようと思ってしまうケースもあります。ですが、上の例のように、目標変更をした方がいいこともあります。

目標達成のためのハードルの高さから逃げているのか、それとも自分の中で目標を変更することを選択しているのかは、賢い人ほど自分を合理的な理由で正当化できるため、だんだん分からなくなってきます。

しかし、なんでそもそもその目標を立てたのかということさえ覚えて入れば、自分を見失うことなく前に進んでいくことができます。

優先順位と生産性

優先順位と生産性の理論

今回は僕が以前インターンしていた会社で最も深く勉強した事柄について、話したいと思います。その理論は、「優先順位と生産性の理論」と言われていました。どういうことかというと、目的を達成するためには結局、優先順位をつけることが非常に非常に非常に重要であるということです。

生産性を高めるためには、何をやるかを決めることが一番大きい

何かを成し遂げようとすると、そのゴール地点に行くためには様々なルートが存在するように見えます。例えば、売り上げを伸ばしたいときの、顧客を増やすのか顧客単価を増やすのかの要素分解は、非常に有名ですよね。こういった要素分解をなぜ行うかというと、それは優先順位をつけるためなのです。

優先順位をつけて、何かをやると決めることは、何かを徹底してやらないと決めることと同義です。これと決めたこと以外は、全くやりません。

上記の例でいいます。飲食店の顧客数を増やすとなった時に、顧客数を追うとなったとします。このとき、実は言葉の裏に、「制約条件」があります。それは、「最低限の基準」とも言えます。要素分解がかけ算的であればあるほど、要素分解で発生した要素同士は、トレードオフになることが多いので、最低限の基準はもう片方の要素に関することの場合が多いです。つまりここでは、顧客単価に関わることが最低限の条件=制約条件隣、「最低限500円以上を消費する顧客」が「顧客数」の条件となります。

つまり、どんな手を使ってでも良いので客単価500円以上のお客さんの顧客の数を増やすことが、やることになります。そして、優先順位をつけるとは、この時、お客さんの消費する額が10000円であろうと、700円であろうと、全く気にしない、ということです。

優先順位をつけたこと以外はやらない

今、顧客数を追うべきものとして設定しました。

顧客数を追おうと考えると、やるべきことがたくさん考えられます。ここでは、「メニューの価格を下げる」という施策を例にとって考えて見ましょう。

この施策は、顧客単価を下げてしまう施策でもあるので、売り上げを追っている人からすると、心配になってしまう施策かもしれません。しかし、顧客数を追うと決めた以上、他のKPIを気にしてはいけません。

顧客単価に関しては、500円以上であれば、それで良いと割り切って、どんどん大胆な施策を売って行きましょう。そうすることが、つまり、トレードオフの意思決定をして優先順位をつけたということなのです。

優先順位をつけることによってリソースの集中投下ができる

顧客単価が下がってしまったので、売り上げが落ちてしまう可能性があります。もしそうした結果に陥った場合、それは優先順位の付け方のミスです。

顧客数を定義する時に、客単価1000円以上で区切っておけば、結果はうまい方向に転じたかもしれません。つまり、思考スキームのミス=考え方を間違ったことによるミス、でなく、設定のミスにすぎないのです。

優先順位と生産性の考え方では、優先順位をつけることによってリソースの集中投下が行われ、KPIが伸びることを前提としています。制約条件の設定方法により、顧客単価・顧客数の比重を柔軟に考えることが可能な上、一度設定したKPIに関しては、それだけを追うように考えれば良いので、無駄な行動が減るのです。

生産性の下位要素にも、優先順位が存在する

生産性の下にも優先順位決定が発生します。つまり、顧客数の下に、男性顧客数と女性顧客数が存在し、同様の優先順位決定の意思決定が行われます。

優先順位と生産性の考え方は、最初の設定に全ての結果を起因させるように考えることができる考え方です。つまり、何を追うかの意思決定こそ成果に一番響くことであり、トップがそれを決定する。その下の者はその範囲の中で、より小さなレイヤーで意思決定をするというもので、組織に一貫性も持たせることができる、素晴らしい考え方なのです。

優秀な人材像

優秀な人材とは

今日は優秀な人材とはどういう人を指すのかについてを書いて行きたいと思います。ズバリ、仕事において優秀な人は成果をだす人です。では、どんな人が成果をだすのかについての僕の考えを書いて行きたいと思います。

一般的論の総論での優秀な人

優秀な人とは、成果を出した人なので、成果を出している人の特徴をまとめたものが優秀な人の人物像ということになります。一般に、成果を出している人の特徴でいうと、このような点が挙げられることが多いです。

・素直であること

・論理的思考力が高いこと

・心理的障壁を超えて仕事をこなす突破力

・コミュニケーション能力(=他の人の気持ちが分かること) 

結局一番大切なのは適応能力が高いこと

どれも重要な項目なのですが、一番大切なことは、「素直であること」(=変なプライドがないこと)だと僕は思います。素直な人は自分のこだわりを捨てて、新しい考え方などを吸収できるからです。

 

というのも、ここで話している全ての話は、何からおりてきているかというと、

状況に対して成果を出しやすいように、自己を最適化する人材、という面から降りてきて考えられているからです

進化論を唱えたダーウィンは、

この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ

という言葉を残したそう。

これは本当に本質で、例えば今が縄文時代であれば、優秀な人間(=成果をだす人間)は、

・力持ち 

・足が速い

・目が良い

など、猟において活躍するような人材かもしれません。

なので、これは結局、その環境(現代のスタートアップという環境の中で)活躍するために最適な特徴というのが、

・素直であること

・論理的思考力が高いこと

・心理的障壁を超えて仕事をこなす突破力

・コミュニケーション能力(=他の人の気持ちが分かること) 

この4点である事が多いという事なのだということです。

日々変化する状況に合わせて、自己最適化を行う人材

変化の多いスタートアップでは、その時々・状況・誰と一緒に仕事するなどによってでビジネスに置いても必要な能力は変わって行きます。

この4つの条件はよく言われている一般論にすぎず、最適な人材だったりもっとも必要とされる能力は、会社や、仕事によっても違うし、同じ人であってですら、毎日違うのです。なので、もっとも優秀な人間というのは、自己を変革し続けられる人材です。絶えず進化を続けてその状況に最適な形に近づける人間が、もっとも優秀な人間と言えます。

執行の実現性について

トップダウンな思考で行動計画を立てたら、執行に移す事が大事

成果を上げるには、戦略と実行の2軸ができているかが重要です。

ある程度頭の良い人であるほど、このうちで重要なのは意外と実行の方だったりします。

戦略の実行においては、トップダウンな思考を持って行動計画を立てたあと、マイルストーンやTO DOに基づいて実際にアクションをして行きます。

というように聞くと簡単そうに聞こえるのですが、実際にアクションを起こすことは意外と難しいです。

執行の際に心理的障壁が発生してくる

アクションをしていく中で、まずはじめに発生してくる障壁として、心理的障壁が発生して来ます。

例えば、誰々に頼むのは気がひけるとか、5000件もあるデータを一つづつチェックしてみる作業は意外と骨が折れるとかです。

心理的障壁を乗り越えるにはメンタルを強くする他ありません。メンタルを強くするには、そのタスクを行った先にある理想状況をイメージすることが大切です。

例えば、1日8時間の勉強は本当に辛いけど、1年間続けたら東大に合格して楽しいキャンパスライフを4年間送ってその先の人生もエリートコースだ!みたいな想像を強く持つのです。

執行の途中で目的がブレてくることも

知らず知らずのうちに、目的からブレた行動をしてしまうというパターンもあります。

例えば、社会の勉強をしていて、成績を上げるためにノートを作っていたとします。

よくいる人が、必要以上に綺麗なノートを作る人です。下書きノートから色ペンを綺麗に使い分けた完成用ノートを作って、文字も非常に丁寧な人です。

確かに、それはノートとしての完成度はとても高いものになると思います。しかし、本来の勉強の目的は記憶することです。綺麗なノートを作ることが記憶するために最短な道ならば良いと思います。しかし、僕はあまりそう思いません。綺麗なノートを作る時間があれば、汚い字でも良いので自分なりの世界史年表を作ったり、問題集を解いたりする方が良いのです。

つまりここでは、記憶するという大きな目的から、ノートを作るという中間目標を作って実行に移したわけですが、その中間目標が「綺麗なノートを完成させる」というような別の目的にすり変わってしまったのです。中間目標が、大目的との最短距離の上からずれてしまうことは往々にしてよく起こることです。

それは軌道修正なのか、単に目的からそれて来ているのか

執行を続ける中で大目的が変更される事もあります。例えば、情報収集のために競合の5000件のデータを確認していくとします。その中で、1000件をデータをこなした段階で、全く良い情報が掴めなかったとします。

その時、「やっていることが無駄なのではないか」とか「他にもっと良い方法があるのではないか」とかの考えが浮かんでくるでしょう。

これは非常に難しい問題です。心理的障壁の発生によって中間目標が変更されてきているパターンなのか、大目標を目指す内により最短でゴールにたどり着けるルートを発見したのか。

その時は、「今何のためにこれをやっているのか」を自問して、因果関係を整理して考えてみることが大事です。

「今何のためにこれをしているのか」を自問しよう

「今何のためにこれをしているのか」をよく考えることは非常に重要です。自分が行っているタスクがどのKPIに対して向けられているのかを知ることで、そのタスクにかけるべき時間や、そのタスクを通じて達成したい本質が脳内で整理されるからです。これによって、ゴールまでの道からそれていた場合でも、また軌道修正できることが往々にしてあります。

余談ですが、僕もこのブログを書いているのはある目的のためなので、ブログにしたい内容がどんなに膨れてきても文字数が伸びすぎてしまわないようにしています。

非連続的成長を可能にする逆算の思考回路

非連続的な成長を生み出す合理的な方法

他と比べて圧倒的な成長実現している会社や人というのがこの世にはあります。売上を1年で10倍に成長させる会社や、たった1年で素人からプロの有名カメラマンになる人などいます。

これは成長と言って適切なのかは分かりませんが、僕も周りの普通の学生に比べると非連続的な成長をしている部類だとは思います。

3年前はほんとうに普通の大学生で、インターネット起業とはまったくの無縁でした。パソコンもWindowsしか持っていませんでしたし、エクセルすらまともに使えませんでした。体育会系の普通の大学生で、週6で部活に励んでいました。しかし、今では出資を貰って事業会社で起業しており、就活をしている周りの大学の友達と比べても色々知見も広いと思います。

僕は本当にただの端くれの一例に過ぎないのですが、今回はこうした非連続的な成長を生む考え方はどう言った考え方なのかを書いていきたいと思います。

イメージを超えた目標設定を行う

非連続的な成長の為に必要なのは、2つです。

①非連続的なゴール設定をすること

②そのゴールに対してのプランを設定し行動に移すこと

 

まず、非連続的な成長(成功)をしている人で、たまたま成長・成功している人は、ほぼいなません。そういう人たちは、ゴールを設定して、そこから逆算的に成功する方向に進んで梶を切っています。起業について例で言うと、たまたま機会があってやってみたことが、たまたま稼ぎに繋がって、たまたま事業として拡大し、たまたま成功した、みたいな話は超レアなケースです。

なので、非連続的な成功をする為には、非連続的なゴールを設定することからはじまります。ここでポイントなのが、ゴールはあくまで非連続的であった方がいいと言うことです。自分の今の状態(ステータス)から連続的に考えるのでは、非連続的な成長は実現しません。

例としていうと、僕は東大生です。将来に関してゴール設定をする時に、「東大生だから外資系の良い会社に就職しよう」、みたいな思考回路はいけてないです。ここでは、「僕は映画を撮りたいから映画監督になろう」のように、自分の現在のステータスに関わらずゴールを設定します。そして、この時にできるだけ詳細にゴールを設定することが大切です。

たとえば、映画監督の例でいうと、「何年後に」「何人を観客に動員する」「どんな俳優女優を使って」などです。

ゴールを設定することで、やるべき行動が変わって行く

設定したゴールに対して、あとはそこから逆算的に行動計画を立てていきます。この時にマイルストーンも設定します。

たとえば、非連続的なゴールとして「新垣結衣と結婚する」を設定したとします。普通に生活していたら、このような非連続的なゴールは設定されません。普通にゴールを設定すると、「可愛くて性格の良い人と結婚する」みたいなゴールになります。繰り返しになりますが、今の自分からは想像もつかないような非連続的なゴールを設定することがポイントです。

 

すると行動計画は、「どうやって新垣結衣と結婚しよう」という思考に基づいて設定されます。すると、ITで起業してIT経営者になって芸能人と仲良くなって新垣結衣と知り合いになって新垣結衣と結婚しよう、とか、自分も俳優としてデビューして有名になって新垣結衣と共演して新垣結衣と結婚しよう、みたいな行動計画が立ちます。

 

これが、「可愛くて性格の良い人と結婚する」というゴールだと、オシャレしようとか年収を上げようだとかが行動計画になります。

 

前者の行動計画だと、次の日からやることは、「俳優のオーディションを受けよう」とか、「IT起業するために情報収集しよう」とかになります。後者だと「格好良い服を買いに行こう」とかになります。

 

これが3年くらい続くとどうなるか。前者的な意思決定をずっと続けていれば、新垣結衣ではなくとも、中条あやみあたりといつか知り合いになって結婚できるかもしれません。後者の意思決定をしていると、ダイナミックな意思決定が発生しない為、新垣結衣と結婚できることはおそらくないでしょう。

大切なのは非連続的なゴール設定を有無非連続的なイメージ力

ざっくりと非連続的成長について説明をするとこんな感じになります。実は、行動設計は本質ではなく、ゴール設定が本質です。行動設計に関して言うと、ずっと目標に向かって走り続けることが大切です。継続をできる人はあまりいません。

重要なのは、どれだけ今の自分からかけ離れたゴール設定をできるかです。それに当たって重要なのは、イメージ力です。今の延長戦で考えずにゴールをイメージする知的創造が非連続的成功の第一歩です。