渋谷で働く東大生起業家のブログ

現役東大生がITで起業してみました。日常のリアルや日頃の思考をアウトプットして行きます。

執行の実現性について

トップダウンな思考で行動計画を立てたら、執行に移す事が大事

成果を上げるには、戦略と実行の2軸ができているかが重要です。

ある程度頭の良い人であるほど、このうちで重要なのは意外と実行の方だったりします。

戦略の実行においては、トップダウンな思考を持って行動計画を立てたあと、マイルストーンやTO DOに基づいて実際にアクションをして行きます。

というように聞くと簡単そうに聞こえるのですが、実際にアクションを起こすことは意外と難しいです。

執行の際に心理的障壁が発生してくる

アクションをしていく中で、まずはじめに発生してくる障壁として、心理的障壁が発生して来ます。

例えば、誰々に頼むのは気がひけるとか、5000件もあるデータを一つづつチェックしてみる作業は意外と骨が折れるとかです。

心理的障壁を乗り越えるにはメンタルを強くする他ありません。メンタルを強くするには、そのタスクを行った先にある理想状況をイメージすることが大切です。

例えば、1日8時間の勉強は本当に辛いけど、1年間続けたら東大に合格して楽しいキャンパスライフを4年間送ってその先の人生もエリートコースだ!みたいな想像を強く持つのです。

執行の途中で目的がブレてくることも

知らず知らずのうちに、目的からブレた行動をしてしまうというパターンもあります。

例えば、社会の勉強をしていて、成績を上げるためにノートを作っていたとします。

よくいる人が、必要以上に綺麗なノートを作る人です。下書きノートから色ペンを綺麗に使い分けた完成用ノートを作って、文字も非常に丁寧な人です。

確かに、それはノートとしての完成度はとても高いものになると思います。しかし、本来の勉強の目的は記憶することです。綺麗なノートを作ることが記憶するために最短な道ならば良いと思います。しかし、僕はあまりそう思いません。綺麗なノートを作る時間があれば、汚い字でも良いので自分なりの世界史年表を作ったり、問題集を解いたりする方が良いのです。

つまりここでは、記憶するという大きな目的から、ノートを作るという中間目標を作って実行に移したわけですが、その中間目標が「綺麗なノートを完成させる」というような別の目的にすり変わってしまったのです。中間目標が、大目的との最短距離の上からずれてしまうことは往々にしてよく起こることです。

それは軌道修正なのか、単に目的からそれて来ているのか

執行を続ける中で大目的が変更される事もあります。例えば、情報収集のために競合の5000件のデータを確認していくとします。その中で、1000件をデータをこなした段階で、全く良い情報が掴めなかったとします。

その時、「やっていることが無駄なのではないか」とか「他にもっと良い方法があるのではないか」とかの考えが浮かんでくるでしょう。

これは非常に難しい問題です。心理的障壁の発生によって中間目標が変更されてきているパターンなのか、大目標を目指す内により最短でゴールにたどり着けるルートを発見したのか。

その時は、「今何のためにこれをやっているのか」を自問して、因果関係を整理して考えてみることが大事です。

「今何のためにこれをしているのか」を自問しよう

「今何のためにこれをしているのか」をよく考えることは非常に重要です。自分が行っているタスクがどのKPIに対して向けられているのかを知ることで、そのタスクにかけるべき時間や、そのタスクを通じて達成したい本質が脳内で整理されるからです。これによって、ゴールまでの道からそれていた場合でも、また軌道修正できることが往々にしてあります。

余談ですが、僕もこのブログを書いているのはある目的のためなので、ブログにしたい内容がどんなに膨れてきても文字数が伸びすぎてしまわないようにしています。