渋谷で働く東大生起業家のブログ

現役東大生がITで起業してみました。日常のリアルや日頃の思考をアウトプットして行きます。

ビジネスで活躍したい人が、20代で意識するべきこと

20代を人生のかてにするには

僕はビジネスマンとして大成したいと思っています。そのためによく言われるのは、20代をどのように過ごすのかが大切だと言うこと。

僕は今年で23才の年なので、まだ偉そうなことを言うのは早いですが、20代で大切にするべきことは何か?という問いに対しての、自分なりの仮説を今日は書きます。

ビジネスマンとして成果を人生で出したいなら、20代で追うべきKPIは「スキーム数」だと思います。

ビジネスで成功するには、ボトルネックを作らないこと

なぜ僕がそう思うのかと言うのを説明します。物事をうまく進めることに関して重要なのは「ボトルネックをなくすこと」だと思っているからです。

 

例えば、受験勉強をして東京大学に受かりたいとします。

Aという生徒は、英語・数学・国語で全て偏差値が75だとします。

Bという生徒は、英語・国語の偏差値は85、数学の偏差値は55だとします。

どちらの生徒が受かりやすいでしょう?

それは、Aの生徒なのです。

 

状況に応じてもののごとの効用曲線の微分係数は変わります。ちょっと難しい言葉ですが、ボトルネックは絶えず変動するということです。

ここでは、試験年度に応じて(=状況に応じて)それぞれの科目の試験の難しさ(効用曲線の微分係数)は変わるというように言えます。

 

しかも、この受験の例の場合、合否を分けるのは総合点なので加法的に要素が存在しますが、多くの場合、物事の要素は積法的に要素が存在します。ということは、よりボトルネックの存在が全体に負の影響をもたらすのです。

例えば、勉強に置ける総インプット量は、勉強時間と勉強時間あたりのインプット量(=要領の良さ!)となります。勉強時間と勉強時間あたりのインプット量のどちらか片方が著しく低いと(=ボトルネックだと)、総インプット量はどうしても低くなってしまうのです。

ボトルネックの解消ができる人とは?ボトルネックを発見できる人

こうした例を元にして考えると、何かを成すことにおいて「何かでボトルネックを作ってしまうこと」がNGなことだと考えられます。

ビジネスを大成させる確率を上げるには、つまり、「ボトルネックを解消できる人」になると良いと思います。

では、「ボトルネックを解消できる人」とはどんな人でしょうか。実は、これは僕の経験上ですが、大抵のビジネスに置いてボトルネックが発生する場合、そもそもボトルネックの存在に気づかれていないことが原因であることが多いです。なのでつまり、発見されているボトルネックに対してソリューションを見出して、「ボトルネックを解決する」ことができる人も貴重な人材ですが、実はそれ以上に活躍する人材というのは、「ボトルネックを発見する」人材なのです。

もっと言うと、「ボトルネックの発見」のできる人間が、「ボトルネックの解決」のできる人間に仕事を振ると、ビジネスはうまく回ります。これが、いわゆるマネージャーとプレーヤーとも言えます。

スキーム数を増やし、自分の思考体系に隙がない状態にする

では、どういう人ならば、ボトルネックを発見できるようになるのでしょうか。その理想像は、自分の中に持っている思考スキームにもボトルネックのない人です。

物事を見るときに、ありとあらゆる視点を網羅している人です。

ビジネスにおいては、ビジネスモデル/ PL /BS/ ファイナンス / ユーザー/ クライアント/内部マネジメント/ マーケティング/ 営業 ....などあらゆる視点(=スキーム)が存在します。(ビジネスに限らずですが。) それらを体系的に自分の中に網羅的に持っている人こそが、ボトルネックの発見人として優秀なのです。

 

話を今回のテーマに戻しますと、20代で手に入れるべきは、スキーム数と書きました。様々な視点を取り入れることで、物事に対してあらゆる角度からの視点を同時に向けることのできる人になることこそが、大切だと思います。