渋谷で働く東大生起業家のブログ

現役東大生がITで起業してみました。日常のリアルや日頃の思考をアウトプットして行きます。

大学での時間の過ごし方について

大学での時間の過ごし方について

よく身の回りの同級生からも相談をされたりするのですが、大学に入ってから打ち込むものがなくなってしまい、暇な時間を持て余してしまっている学生さんが多いように感じています。

僕からしてみると、10代の後半や20代の前半は、ある程度自由な生活を送ることができて、しかも体も若く、多感な時期で、人生の中でも最も大切な時期だと思います。しかし、日本の大学生さんは中々無為に遊びに時間を使ってしまったり、なんとなく過ごして、そのまま就活の時期を迎えてしまう人も多いと思います。

人の価値観はそれぞれなので、そうした時間の使い方を否定することはありませんが、僕はせっかくならばもっと良い時間の使い方をしてもいいと思います。

大学は自分のために時間を使える最後の時期

なぜ僕がそう思うかというと、大学生とは多くの人にとって、自分の為だけに時間を使うことが許されている最後の時期だからです。

社会に出て働くようになれば、生きていく為にお金を稼がなくてはなりません。その中では、自分のためでなく、仕事のために時間を使う毎日が待っています。

とは言っても、実は仕事をしているのは自分のためなので、結局は自分の為に時間を使っているのですが、社会人になってからゆっくりと時間ととるということは難しくなってきます。

自分の好きなことを見つけた方がいい

目の前のことに忙しくなり、ゆっくりと時間をとることが難しくなると、本当の自分と向き合う時間が取れなくなって行きます。

自分にとって大切なことって本来は何だったっけ?自分が幸せな時間って何をしている時間だっけ?

 

忙しい日々が続くと、このような当たり前の質問も分からなくなってきます。幸せな人生において、自分の大切にしたいことを自分が知っていることは、とても大切です。

 

そして、自分の大切にしたいことは何か?これは簡単なようでいて難しい質問です。

 

自分が大事にしたいのは、友人との時間なのか、恋人との時間なのか、家族との時間なのか。

自分がなりたい人物像は、他と違った奇抜な人でありたいのか、誰もに安心感を与える誠実な人でありたいのか、みんなに知恵を与える賢い人でありたいのか、みんなを笑わせる面白い人でありたいのか。

 

僕も、自分はこうなりたいものがあると普段から思っていても、ふとした時に、本当にそれは自分のなりたい姿なのかと、考えてしまうことがあります。僕はそんな発見を大切にしようと思っています。人間とは愚かなもので、自分が欲しいと思っているものが、実は自分がそう思い込んでいただけで、本当に自分にとって大切なものは、まったく別のものだったりするのです。

何が本当の幸せか気づくことで幸せになれる

僕は東大に入る前もそうですし、入ってからもしばらくの間、賢くてスマートな人間でありたいと心のどこかで思っていたのでした。

ただし、自分自身もそれにすら気づいていませんでした。自分よりも優秀な誰かの話を聞いたりすると、心のどこかでその人を否定したり粗探しをしている自分に気がつきました。

なぜそんなことをしているのか、考えたところ、自分で自分のことを頭がいいと思っていたからだと思いました。実際は僕はずば抜けて地頭が良いタイプでなく、東大に入ったのも努力によるところが大きいのですが、自分の頭の良さにプライドを持っていたことに気が付いてからは、良い意味でそのプライドがなくなりました。

本当に自分にとっての幸せとは何かを考えると、自分の頭の良さなどどうでも良いことだと気づいたからです。

これからも何か発見をするたびに、僕は幸せになっていくと思います。